看護師のダブルワークについて【看護のミチシルベ】

看護師がダブルワークをする際の注意点

ダブルワークをする際の注意点

ダブルワークをする際の注意点

本業に影響の出ない範囲で

民間病院であればダブルワークを認めているところもあります。ただし、禁止されている場合もあるので、必ず就業規則を確認してください。禁止されている職場でダブルワークが判明した場合、何らかの処分を受けることになります。その後も働きにくい雰囲気になり、退職に追い込まれる可能性もあるので注意しましょう。
ダブルワークが認められている場合でも、患者の命を預かる看護師という仕事柄、体力的に無理のない範囲で働きましょう。ダブルワークで体力を消耗したことが原因で医療ミスにつながる恐れがあるためです。万が一重大なミスを犯した場合、今後看護師として働くことができなくなるかもしれません。あくまで本業に支障が出ないように働くことが大切です。

確定申告について

ダブルワークで得た収入が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。年度末に行う確定申告で所得税と住民税を納付しましょう。提出期限は2月中旬~3月中旬頃です。期間中に収入や税金などの額を用紙に記入し、税務署に提出します。直接足を運ばなくても、インターネット上で提出することもできます。書類の書き方が分からなければ税務署に問い合わせましょう。確定申告の書き方について詳しく説明しているサイトや書籍もあるので、それらを参考にするのもおすすめです。数値を入力するだけで簡単に書類を作成できる確定申告用のソフトも販売されています。
ダブルワークの収入が年間20万円以上で給与から源泉徴収がされておらず、確定申告をしていなかった場合は税務署から通知がきます。いわゆる脱税と呼ばれるものなので注意してください。なお、収入が年間20万円以下の場合には確定申告の義務はありませんが、住民税の納付は必要です。

住民税について

もし、本業の職場にダブルワークをしていることを伝えていない場合には、住民税の納付に注意してください。住民税には職場から徴収される特別徴収と、自分で納付する普通徴収があります。特別徴収の場合、職場には本業とダブルワークで得た収入を合わせた金額に応じた住民税が通知されます。住民税の金額が通常よりも多いことに経理の人が気づき、そこでダブルワークをしていることが判明する可能性があります。あらかじめ職場に申告しておくことがベストですが、どうしても知られたくない事情があるなら普通徴収で住民税を納付できるかどうか問い合わせておきましょう。普通徴収での納付が可能な場合は、年末調整を提出する際に普通徴収の欄にチェックを入れてください。

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