ダブルワークのメリット
ダブルワークのメリットとしてまず挙げられるのは、収入が増える点でしょう。勤務後や休日などの空いている時間を活用して収入を得られます。夢や目標がある人は目標金額や期間を決めるとより効果的に稼げるでしょう。収入が増えれば生活も楽になります。働き方が増えることで何らかの理由で仕事を辞めなければならない時でも選択肢が残ります。リスク分散という意味でもメリットは大きいでしょう。あらかじめ働く時間や曜日を決めておけば働き方をコントロールできます。突発的にお金が必要になった場合でも調整が効きます。
また、普段とは異なる環境で働くことで本業以外のコミュニティを作ることができます。ダブルワーク先で情報交換をすることにより、違う視点を持った同僚や先輩から新しい刺激を得られるでしょう。例えば、病院勤務しか経験のない人がクリニックや介護施設で働くことで、これまでとは異なる視点で看護業務に携われるようになるかもしれません。一般企業でバイトをする場合でも、これまでとは違う様々な経験を積めます。
ダブルワークの経験が、看護師としてのキャリアを考えるきっかけにもなります。将来的な働き方を考える際の参考になるでしょう。同じ職場に長く勤めていると、その職場以外の世界を知る機会がほとんどありません。ダブルワークをすることで、直接的ではなくとも本業に活かせる経験が身につく可能性もあります。
デメリットも確認しよう
デメリットとして考えられるのは、時間や体力的な問題です。ダブルワークをすればその分、プライベートの時間は減ります。趣味を楽しむ時間や家族との時間を大切にしたい人にとってはデメリットとなるでしょう。ダブルワークの割合が増えることで、体力的な負担も大きくなります。休みが減って疲れが溜まることで本業にも支障が出るかもしれません。そのため、ダブルワークをする際はあくまでも本業に影響の出ない範囲にしましょう。
また、職場の選択と選定が面倒な点もデメリットとして挙げられます。できる限り好条件の職場で働きたいというのは誰しもが思うことです。しかし、勤務先や勤務日数、給与など、すべての条件が希望に合う求人を探すのは困難です。条件にこだわりすぎた結果、結局ダブルワークを断念したという人も少なくありません。加えて、本業の職場とあまりに近い場所でダブルワークをしていると、同僚や患者と遭遇する可能性もあります。ダブルワークが禁止されていない場合でも、気まずい思いをするかもしれません。
