効率よく稼げる「夜勤専従看護師」
夜勤帯のみ働く
夜勤専従看護師とはその名の通り、夜勤帯のみ働く看護師のことです。ダブルワークではなく、夜勤専従看護師のみで働く場合は月10回前後の勤務となります。ダブルワークのアルバイトとして働くのであれば月3~4回ほどが目安となります。少ない勤務数で高収入を得られるという特徴があります。
夜勤専従看護師の勤務先として多いのは病院です。夜間の巡回や点滴の管理など、病棟勤務の看護師にはなじみの深い業務を行います。最近は、24時間看護師が常駐している介護施設が非常勤の夜勤専従看護師を募集しているケースも多いです。介護施設の場合は就寝前後のケアや排せつ介助などがあるため、病棟勤務とは異なる業務内容となります。介護施設に興味があるものの介護未経験の人は研修制度が整っている職場を選んでください。
勤務回数が少ない理由
夜勤専従看護師の勤務回数が少ない理由は、1回あたりの労働時間が長いためです。労働基準法では、1日の労働時間は原則8時間と定められています。しかし、病院は24時間体制で稼働しているので変形労働時間制が採用されています。これは、労働時間を1日単位ではなく月・年単位で管理する方法です。1日8時間以上勤務していたとしても、月・年単位で計算した上で労働基準法に定められた時間を越えていなければ問題ないという考え方です。夜勤は1回あたりの勤務時間が日勤よりも長いため、月単位で稼働時間を調整すると10回前後の出勤回数となります。
夜勤専従看護師のメリット
夜勤帯のみの勤務なので、日中に何らかの予定があっても支障が出ません。役所や銀行の用事を済ませることもできますし、友人や家族との予定を立てやすいでしょう。そして何より、高収入を得られます。ダブルワークで働く場合は出勤回数が限られますが、それでも月10万円以上は稼げます。夜勤専従看護師の求人を探す際には基本給だけでなく夜勤手当の割合にも注目しましょう。
また、日勤よりも業務内容が少ない点もメリットです。委員会への参加や担当患者のサマリーなど、看護業務以外の仕事が発生することはほとんどありません。ただし、夜勤は体力が削られるので働き過ぎには注意が必要です。
夜勤専従看護師に向いている人
夜勤専従看護師に向いているのは日中の時間を有効活用したい人や給与にこだわりがある人です。ダブルワークをする場合は体調管理に注意が必要ですが、無理のない範囲で働くことで徐々に慣れてきます。元々生活リズムが夜型で勤務形態が自分の身体に合っているのなら、思い切って夜勤専従看護師に専念するのもおすすめです。